裏筑波は裏じゃない

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三谷山金性寺

大泉の県道と旧道の間にある金性寺。境内にはお堂以外ほぼ何も無い。

このお堂が金性寺のように思っていたが、これは百観音堂で別物のようだ。つい最近改修されたようで、基礎のコンクリートはまだ白っぽい。

本堂は公民館のような個人宅のような佇まい。脇の石碑を見ると、平成16年に完成したものであるようだ。

金性寺の始まりは1755年。江戸の三谷三九郎が大泉で金鉱を掘り当て、開発を進めた。その金山開掘で殉職した人の慰霊のため建立されたというのがこの寺の始まりだ。

敷地の片隅にはぽつんと「八百萬霊供養塔」が建っている。昭和22年のもの。何も無い境内で慰霊の地であることを示すのはこれだけだ。