稲田交差点から延びる頼りない県道を進む。途中には岩瀬方面と書かれたイレギュラーな青看板がある。
そして出てくるのが立派な事務所。明治32年創業でここあたりでは有力な中野組石材工業という会社のものだが、会社としては役目を終えている。
平成23年に設立された「想石」という会社が中野組の業務と資産を引き継いでいる。
想石最大のウリは採石場見学。この前山採掘場跡の湖は笠間観光のガイドブックに必ず出てくるほどの人気で、これを見ながら同じく笠間名物の栗を使ったモンブランを食べるのが王道ルートになっているようだ。
採石場の壁面をよく見るとこのような祠が見られる。採石は自然の恵みを頂く行為なので、その感謝と業務の安全を祈っているのだろう。
300円払うともっと奥のエリアに進むことができる。石のオブジェや何らかの理由で放置された石製品がたくさん並んでいる。
あの湖には確かに圧倒された。モンブランも美味しかった。観光としてはかなりいい場所かもしれない。