裏筑波は裏じゃない

茨城岩瀬 地元についていろいろと

U−Cityつくば ゆららの湯跡

上野沼リゾートの中核をなしていた、U−Cityつくばとゆららの湯。どちらも長谷川元参議院議員率いる長谷川グループの施設だった。

U−Cityつくばは元の名前を「うら筑波ドライブイン」といい、国道50号線を通る長距離ドライバーの休憩スポットであった。ドライブインとしての営業を終えてからも、テナントとしてローソンを迎えて営業してきた。

しかし、大きくダメージを与えたのが2008年の北関東道開通。長距離ドライバーが高速道路に流れたことで、50号線の長距離ドライバー需要が壊滅的に減少した。

当然ここもその煽りを受け、数年前までは揃って元気に営業していたローソンとゆららの湯も、2020年度末に突然ゆららの湯が閉鎖。それから後を追うように2022年ローソンも閉店。一時期トーアマートなる怪しげな店も入ったが、瞬く間に閉店。

ずーっと空きテナントの状態が続いている。

これだけ大きな建物が中身すっからかんという事態となってしまった。健康教室は入っているが、存在感は小さい。

2013年と2023年の比較

敷地内にはU−Cityつくばやゆららの湯のほか、山岡家や軽食屋、ゲームセンターが入っていたが、今生き残っているのは山岡家と軽食屋の跡地に入った麺屋まる久食堂のみ。広かった駐車場はゲームセンター跡も含めてソーラーパネルが敷き詰められ、残る駐車場はラーメン屋2軒分の最低限のみ。

2020年からずーっと運休している桜川筑西ライナーのバス停も放置されている。ゆららの湯が潰れるとは思っていなかった。

長谷川好三・大紋の政治家一家の勢力に支えられて成長した上野沼周辺は、長谷川氏の勢力衰退と運命を共にしている。