
水戸市杉崎町(旧内原町)の西の端の方、あすなろの郷への道沿いにあるソーラーパネル。1977年から1994年まで、ここに東武バスの杉崎車庫があった。


杉崎は東武バスが国道50号線沿いにバンバン走らせていたころから主要な経由地であり、バス停によっては今でもその名残りが見られる。東武バス末期は水戸~笠間を走破する便と杉崎で折り返す便がおおよそ半分半分だったという。

東武バス撤退後は茨城交通が路線を引き継ぎ、杉崎(コロニー入口)止まりだった路線は内原町役場に延伸、その後2005年のイオンモール水戸内原開業に合わせて区間をイオンモールまで少し短縮し、現在の74 水戸駅-イオンモール水戸内原線に続いている。

車庫跡に戻ると、敷地の端の方を見ると乗務員の詰所のようなものが残っている。
東武鉄道バス事業本部という東京乗合自動車愛好組合・新座支部が発行した本を見るとこの車庫の現役当時の写真が残っており、この小屋も写っていた。茨城交通と共用だったらしい。


車庫の入り口だったであろうコンクリ橋にはバス停ポールが残っている。円盤が消えたのみでほぼそのまま残るポールもあれば、加工されて柵にされているものもある。
廃止から30年、バス車庫としての機能が廃止された後はラジコンカーのサーキット、その後ソーラーパネルに転用されてと動きがあった割には色々残っている。

バス停にあったコロニー入口という名前は、その先の施設が2003年に茨城県立コロニーあすなろと茨城県立内原厚生園の再編統合により、あすなろの郷と改称したことで消えていった。いまコロニー入口なんて言ってもなかなか伝わらない。
名残りは少しずつ消えていく