国道50号線から逸れた旧道に進むと、巨大な石鳥居が出てくる。この先が稲田神社の境内。
突き当りに行くと階段があり、登った先に社殿がある。
稲田神社は奇稲田姫命(櫛名田比売)を祭神とする神社で、創建は不明とされているがこのあたりでは最古級の歴史と規模を持っている。拝殿から渡り廊下が延びているというのが本当に新鮮だ。
渡り廊下の先にはこれまた同程度の規模の社殿がある。変わった配置だ。
本殿も神社の規模に合う大きなもの。
稲田という地名自体は現状笠間市のいち地域に過ぎないのだが、稲田の地にどこか独自性を感じるのは、石材という独自産業の存在と並んでこのような心の拠り所を持っているのも要素のひとつなのかもしれない。