羽黒駅前にある弁天さま。境内には弁財天を祀る祠のほか、稲荷社や聖徳太子碑、馬頭尊碑がある。
羽黒駅のある岩瀬東部地区は荷馬車を生業とする人が多かったらしく、そういった人々の信仰も集めていたようだ。社殿こそないものの、石碑の大きさに歴史を感じられる。
このあたりの物は弁天さまに起因する名前が多い。
すぐ近くを流れる筑輪川には「弁天川」の別名があり、これを跨ぐ県道140号線の橋には「弁天橋」、JR水戸線の橋には「弁天川橋りょう」という名がつけられている。
↑弁天橋。車のすれ違い不可な程度の幅しかない。
↑(2枚)弁天川橋りょう。昭和40年代に架けかえる必要がある何かがあったのだろう。
このあたりの町並みはモータリゼーション1歩手前くらいで止まっている。マイカー乗りには劣悪な環境だが、これもまた羽黒らしい景観だ。