岩瀬市街地のど真ん中を突っ切る桜川。両岸には遊歩道が整備されており、散歩道として親しまれている。
ここの整備が決まったのはぎりぎり岩瀬町時代の2005年6月。
「桜川」いにしえの清流再生計画 -世阿弥の舞台「桜川」の再生-
という岩瀬町のプロジェクトによるもので、
「市民に安心安全な水を供給するために、公共下水道の整備と浄化槽の普及を積極的に進め、きれいな桜川を取り戻すとともに、四季折々の自然を楽しめるよう魅力ある水
辺空間の整備を行う」というもの。排水関係は市の事業だが、今回の水辺空間は県の事業で、2005年から5か年で整備された。
国からも地域再生基盤強化交付金として2億5800万円が交付されている。
遊歩道は途中桟道となって陸地からはみ出している。川ギリギリまで私有地となっていて道を通す用地がなかったが、そこで諦めず桟道を掛けてまで開通させたのはさすが県庁といったところ。桜川市役所なら「用地買収が上手くいかない」として計画を止めてしまうところだろう。
このレベルの熱意を桜川市役所でも見てみたい。