
50号沿いにある筑波銀行稲田支店跡。建物自体は2階建てで、立派な個人宅のような見た目をしている。
この支店の歴史はなかなか複雑で、始まりは1918年に開設された茂木銀行福原支店まで遡る。

1936年に福原支店を廃止し稲田支店を設置した後、1938年には茂木銀行と足利銀行の合併により足利銀行稲田支店。1944年には足利銀行稲田支店と常陽銀行益子支店を入れ替えるような取り決めが行われ、常陽銀行の稲田支店となった。

しばらく常陽銀行の店舗だったが、「発足したての関東銀行の育成と発展のため」という大人な理由で1957年に関東銀行の支店となった特殊な歴史を持っている(筑波銀行史より)。石材業が盛んで顧客に困らないので支えになると思ったのか、それともシンプルに不良債権を押し付けたのかはよく分からない。
その後は関東銀行→関東つくば銀行→筑波銀行の流れで今に至る。

元は稲田2343番地にあったが、1981年に移転し現建物の使用を開始している。あの家のような建物は今年で築41年であり、見た目よりは古い歴史があるようだ。

しかし現在は窓ガラスに「稲田支店は笠間支店内に移転しました」との掲示されているように、この建物はスッカラカン。ざっくり言えば稲田支店の店舗は2017年に事実上廃止されており、この大きな建物も今は笠間支店の出張所としてATMしか置かれていない。
現状ちょっと過剰な設備となってしまっている。