2018年に開院したさくらがわ地域医療センター。建物の所有は桜川市、運営は隆仁会が行う公設民営の病院だ。
もともと隆仁会は山王病院を運営していた医療法人であるため、この病院は外見こそきれいでも中身は山王病院のまま。院長も同じ小野さんなので本当に何も変わっていないし、残念ながら中身の医者のレベルも変わっていない。誤診や見殺しは当たり前で、設備は良くても医者のレベルが見合っていない。
病院へのアクセスはマイカーが主で、マイカーのない人のアクセスは通院者用の無料ワゴンと1日6本(土休日は2本)の路線バスのみ。デマンドタクシーは既に廃止されている。
大和駅北は街も何もない場所であるため、街から歩ける距離ではないどころか、自転車でも行くのは厳しい距離がある。
病院の構内には2軒の薬局と隆仁会系列の山王歯科がある。山王歯科は設備が良いと評判で、開院から6年経っているが未だにきれいだ。薬局も薬局で、いつ見てもアイセイ薬局の電光掲示板は輝いている。
桜川市にキレイな病院ができたことは評価しようと思う。
しかし、私たち岩瀬町民は大和村の街外れへの病院設置と引き換えに、街なかの山王病院は閉院、県西総合病院は筑西市に移転と、同時に2つの総合病院を失った。病院前の薬局街も失った。もう岩瀬には信頼の薄い個人医院しか残っていない。
同時に閉鎖される予定だった筑西市民病院は結局ゴネて「筑西診療所」として存続されているのだから、岩瀬も残してほしかった。岩瀬の医療レベルはガタ落ちだ。
ちなみに私はさくらがわ地域医療センターに1度もかかったことがない。気持ち的にも物理的にも、この病院は岩瀬から遠すぎる。
岩瀬の医療は桜川市に捨てられたようなものだ。