青柳の農協スタンドの脇を流れる単調な用水路。今でこそこんな様子だが、昔は「上げ堀」とよばれ、岩瀬地区の農地を貫く幹線水路だった。
上げ堀は上城地区の谷中堰で桜川から取水し、元岩瀬の集落に沿う形で流れていた。
50号岩瀬バイパスの開通や岩瀬駅前土地区画整理事業が竣工する以前は明日香・御領・富士見台は軒並み水田が広がっており、そこの水源を担っていた。
都市開発で農地は消え、残る御領以西の農地も圃場整備により改良され、上げ堀の役割はほぼ消えた。個人的にはむしろ現在でも水が流れていることに驚きを感じる。どこに流れているのだろうか。
明日香や御領にあるこのグネグネした道は用水路があった名残り。右写真の方では今でも用水路として活用されているようだ。