犬田西山地区に近い農地にある「共榮」と題された石碑。岩瀬町 中田清一町長の名で昭和61年の犬田土地改良事業の完成を記念している。
裏面には詳細が記されている。
内容を記す
筑波峯の眺め◯かえてととのいし田にぞ昔の影はなかりき
工事前は、農道は狭小であり用水路は蛇行し、大半の耕地は湿田で、下流はしばしば干魃にみまわれるなど、農作業は困難を極めており、土地改良は、耕作者の永年の夢であり願望であった。
昭和五十七年気運が熟し、土地所有者の総意を結集して計画を練り、山急県單圃場整備事業として総面積四四・九八ヘクタールについて町が施行主体となり、総工費二億八千五百七拾四万四千円、内受益者負担八千五百七拾二万参千円で工事が行われ、三七・一九ヘクタールの耕作面積が二年の短年月で完成し、子々孫々にのこる美田が生れた。この土地改良事業に貢献された県、町当局、関係役員、協力者、並びに工事関係者に対し、深く謝意と敬意を表するものである。